シノハユ

他人の敷いたレールの上を歩みたい

インドカレー伝

Amazonでタイトル買いをした「インドカレー伝」を読みました。

薄い本かと思ってたのですが400ページもある大作でした。

インドカレーの歴史がさらっと買いてあるわけではなく、インド大陸の歴史を軸に周辺地域やイギリス・ポルトガルといったインドとの関わりのあった国の食事の歴史も知ることができて、大変勉強になる良い一冊でした。半分くらいはインドを中心とした話です。宗教や帝国、北インド南インドの関係性といった歴史が細かく書かれていて、ビリヤニなどのインド料理がなぜ生まれたのかがわかります。ポルトガルがインドを発見してからは、ポルトガルとインド料理との関係性、特に香辛料の話が出てきます。インドの香辛料は安く買えるということでポルトガルがヨーロッパ諸国に輸出することで、ヨーロッパに香辛料を広める一役をかいました。しかし、外国の話のメインは、大英帝国、イギリスです。イギリスの話は本の半分ほどを占めます。イギリスがインドに絡んでくると一気に話が面白くなったように感じました。イギリスがインドに与えた影響もですが、インドがイギリス料理に与えた影響についても事細かくかいてあります。イギリス料理は、よく美味しくないと評判なのですが(今でも)、そこに刺激的なインド料理がイギリスに入ってくると、かつてのイギリス人たちはインド料理に魅了されていきます。実際に読んでいただければこの辺りの話は非常に面白いと感じると思うのでおすすめです。

余談ですが、チャイの話で1章使っています。

 

インドカレー伝 (河出文庫)

インドカレー伝 (河出文庫)