SDG 6 Synthesis Report 2018 on Water and Sanitation ハイライト
持続可能な開発目標のうち、水と衛生について関心が出てきたので、しばらく国連などのペーパーを読んで、訳していこうと思います。
今回は、
SDG 6 Synthesis Report 2018 on Water and Sanitation Archives | UN-Water
の"Highlights – SDG 6 Synthesis Report 2018 on Water and Sanitation"が程よくまとまっていたので、訳しました。直訳です。
ハイライト
水と衛生に関するSDG6の2018年度の統合レポートでは、持続可能な開発のための2013年のアジェンダのうちのSDG6の達成に向けて世界の進捗をレビューしている。
レポートでは、11のSDG6のグローバル指標に対して利用可能な最新データに基づいて作成されており、詳細なレビューについては、2018年7月の持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラムでお知らせする。
レポートは、国連のファミリーからの共同ポジションであることを表します。
世界は軌道に乗っていない
・何十億の人々が未だ安全な水、衛生設備、手洗い施設が不足しています。
8億4400万人は、基本的な水サービスを受けれておらず、21億人は安全に管理された飲料水を飲めず、45億人は安全に管理された衛生設備を利用できず、8億9200万人は未だ戸外で排泄をしています。少なくとも先進国ではわずか人口の27%の人々しか敷地内にある手洗い施設用の水と石鹸を利用できていません。
・水質汚染はより悪化している
世界中のあらゆるところで排水が増加していることが、人間のニーズを満たし、エコシステムを維持するために利用可能な水の質と量に深く影響視しています。
・水と衛生のための資金不足
80%以上の国が国の水資源、衛生設備、衛生目標を満たすための資金が不足しています。
・ ガバナンスの構造が弱体化し断片化している
政治的、組織的、行政のルール、実践、プロセスが、多くの国で不足しています。特に水資源への圧力が最大の土地では。
・農業は水に多大なストレスをかけるが、節水対策の一部にもなる。
農業セクターは、全世界の淡水回収の約70パーセントを占める。
全世界での回収の共有が過去数十年で減少してきたけれど、人口増加やライフスタイルパターンの変化のための全世界での水消費にますます貢献している。
農業用に淡水を引く割合を抑えることが、他のセクターでの水ストレスを大きく緩和させる。
・水セクター全体で組織的かつ人的キャパシティの深刻な不足が進捗を制約している。特に、少なくとお先進国では。
・エコシステムとサービスが継続的に低下している。
世界では、経済開発、社会的環境的な安定性への重大な影響と共に、ここ1世紀で自然の湿地帯の70パーセントが失われている。
我々がするべきことは何か
○知る
・SDGsの相互依存性を理解する。
SDG6を達成することは、他のすべてのSDGsを進めることに必要不可欠であり、またその逆も然り。水と衛生の持続可能な管理は、貧困の撲滅や持続可能な開発を進めるためのより広範な努力を支えます。
・より多くの高品質のデータをモニタリングする
加盟諸国の半分以下しかSDG6の目標に向けて進行中に利用可能な比較可能なデータを持っていません。追加のより質の良いデータ(地球観測、市民科学、民間セクターのより細分化されたデータを使用する)が、国全体、地域、SGG6の世界的なモニタリングのために必要です。
○計画する
・国の文化に最適化させる
政府は、国の計画プロセス、政策や戦略にSDG6の目標を組み込む方法を決定するべきであり、現地の状況を考慮に入れることで、自国独自の目標を設定するべきである。
・メルチステークホルダーパートナーシップを作り、地域統合を強化する。
SDG6は、共有と利用のための理想的なプラットフォームを提供し、貧困と持続可能な開発に対処するための解決策を開発する。
・統合水資源管理を実装する
水とセクター間の政策決定構造(いくつかの省庁全体の)と水利用セクターと効果的な越境政府フレームワーク全体の統合が、多くの競合する要求の間で、制限された水資源が確実に効果的に共有されるために必須である。
○動く
・不平等の撲滅
効果的な政策、戦略と補助金は、誰も置き去りにされないように策定されるべきである。
・新しいパラダイムを通した水と衛生の財務
既存の財源と国内外の財務の追加的かつ革新的な形態の動員の効率性は増加させなければならない。
・一般市民の参加を確保する。
意思決定におけるコミュニティの参加が、多くの利益を産むが、そのような参加のより良い質と効果を測る手段がエンゲージメントの量に頼る代わりに必要である。
・開発キャパシティ
わずかな限られた進歩と任意の投資は、長期的に必要な人的、組織的なキャパシティを開発することなしでは、危険である。
・スマートテクノロジーの使用
スマートテクノロジーは、水資源と水、衛生設備、衛生状況管理のすべての側面を改善しうる。
◇英単語
builds on:の上に構築する
n-depth:詳細な
inform :〜に知らせる
represents:表す
joint position:関節の位置、共同の立場
on track:軌道に乗る
handwashing facilities:手洗い施設
in least:少なくとも
on premises:敷地内で
sustain::維持する
hygiene targets:衛生目標
Governance structures:ガバナンス構造
fragmented:断片化した
administrative:行政
practices:実践
owing to:〜ため
water-saving:節水
sector:セクター、分野
accounts for:割合
withdrawals:引き出し、回収
freshwater:淡水
fraction:割合
alleviate:緩和する
capacity:容量、能力
constraining:制約
across:全体で、〜を通って
decline:低下、減少
profound:重大な
interdependency:相互依存性
underpins:下支え
wider efforts to:広範な努力
Member States:加盟諸国
Less than:未満
Earth observations:地球観測
citizen science:市民科学
private sector:民間部門
disaggregated:細分化された、分解された
contexts:文脈
incorporate:取り込む
national planning processes:国家計画プロセス
local circumstances:現地の状況
taking into account:考慮に入れる
multi-stakeholder:マルチステークホルダー
regional integration:地域統合
Implement:実装する
ministries:省庁
transboundary:越境
at risk:危険にさらされる
inequalities:不平等
subsidies:補助金
no one is left behind:誰も残っていない
Finance water and sanitation:水と衛生に関する財務
efficiency:効率
existing financial resources:既存の財源
innovative forms :革新的な形態
mobilizing:動員する
effectiveness:効果
means:手段